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年末調整とは?

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我が国の所得税制度では給与所得は源泉徴収(毎月の従業員の給与所得から所得税分を徴収)の対象であり、その支払額に応じた税額を徴収し国に納付することになっています。

給与支払者である会社は、源泉徴収を行い、従業員に代わり所得税を申告していますが、月々の源泉徴収額の年間の総額が年収に対する所得税額と一致しない場合は過不足を調整する必要があります。

年末調整は、給与等から徴収される源泉所得税の年間合計額と年収に対する本来徴収すべき年税額の一致しない過不足分を清算する手続きのことです。

年末調整の対象となる従業員は、会社に1年を通じて勤務している人や、年の途中で就職し年末まで勤務している人です。

ただし、年間給与総額が2,000万円を超える人。災害免除法の規定により、その年の所得税について徴収猶予や還付を受けた人を除きます。

上記の年間給与総額が2,000万円を超える人は、給与所得者であっても確定申告をしなければなりません。

その他のケースでも給与所得者が確定申告の必要がある場合がありますので、一度確認してみると良いでしょう。

<参考>

給与所得で確定申告が必要な人(国税庁ホームページ)

https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1900.htm

社会保険労務士 磯辺 博孝